【保存版】健康寿命を延ばすには?高齢者が「痩せすぎ」を避けて、しっかり食べるべき理由

「人生100年時代」と言われる今、私たちは“長生き”そのものよりも「健康で長生きする」ことの重要性に気づき始めています。

目次

日本人は本当に健康で長生きしているのか?

たしかに、日本人の平均寿命は世界でもトップクラスです。

• 男性:約81歳

• 女性:約87歳

たとえば、70歳の女性であればあと20年の人生があるということ。

一見すばらしい数字のように思えますが、健康寿命とのギャップが大きな課題となっています。

健康寿命とは、介護や医療に頼らず、自立して生活できる期間のこと。

日本の健康寿命は、

• 男性:約72歳

• 女性:約75歳

つまり、平均寿命との差が約9〜12年あり、その間は介護や寝たきりで過ごす人が多いというのが現実です。

老後の10年間、あなたはどう過ごしたいですか?

寝たきりのまま10年を過ごすよりも、できる限り元気に、歩いて、食べて、笑って過ごしたい。

そのためには、若いうちからの“備え”だけでなく、高齢になってからの生活習慣の見直しが不可欠です。

特にコロナ禍以降、**運動不足や孤食(ひとりごはん)**が原因で高齢者の「サルコペニア」や「フレイル」が急増しています。

サルコペニア・フレイルとは?

サルコペニア:加齢で筋肉量が減少し、歩行困難や転倒を招く状態

フレイル:要介護ではないが、身体や認知機能の衰えが見られる予備軍状態

これらは一度なってしまうと回復が難しく、要介護や寝たきりの引き金にもなります。

だからこそ「ならない」ことが何よりも大切です。

痩せるのは危険?「太っていても元気な高齢者」が増えている理由

多くの人が「痩せている=健康」と思いがちですが、65歳以降はむしろ逆です。

高齢になると、自然と食が細くなり、体重が落ちやすくなります。

この「体重減少」が、サルコペニアやフレイルの始まりになるのです。

著者はこう語っています:

「65歳を過ぎたら“食べたもん勝ち”。痩せることを気にせず、とにかくしっかり食べてください」

中でも重要なのが、タンパク質の摂取です。

健康寿命をのばす食事のポイント3つ

タンパク質を毎食摂る

タンパク質は筋肉の材料。

• 体重60kgの人なら1日60g(1食あたり20g)が目安。

• 納豆1パック:約7g

• 卵1個:約6g

• サバ缶・肉・豆腐・チキン:積極的に取り入れる

プロテインドリンクやサラダチキンなども活用しましょう。

食事は誰かと一緒に

ひとりで食事をすると食欲が落ちやすく、結果的に栄養不足になりがち。

可能な限り、人と一緒に楽しく食べる環境をつくりましょう。

「メタボ対策」から「フレイル対策」へ切り替えを

50代までは「太らないように」が大事でしたが、

65歳を過ぎたら「痩せないように」の意識が重要になります。

揚げ物やスナックもOK。とにかくしっかり食べて、筋肉を保ちましょう。

食事+運動=最強の老化防止策

筋肉をつけるには、食べるだけでなく軽い筋トレも有効です。

• 腹筋・スクワット・腕立てを「少しきつい」と感じる程度でOK

• 家でできるプチ筋トレを1日数セット

• ジムに通わなくても、十分効果があります

まとめ:これからの高齢者は「ぽっちゃり・元気・よく食べる」がカギ!

• 健康寿命をのばすためには「痩せすぎないこと」が最も重要

• サルコペニアやフレイルを防ぐには、とにかくしっかり食べること

• 特にタンパク質を意識して摂取し、軽い筋トレを習慣化する

これからの時代、**「細く長く」よりも「太く元気に」**が健康長寿の新常識です。

人生のラスト10年を「誰かに生かされる」のではなく、自分らしく生ききるために。

今からできること、始めてみませんか?

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